2004年11月14日
MasaGonは現在の会社が3社目の就職先である。1社目が、恐らく日本では知らない人がいない大手電機メーカーの中央研究所、2社目がEDA(半導体設計用CAD)のベンチャー企業である。
このベンチャー企業は、2003年10月に資金ショートのため活動を停止し、実質的に解散した。諸処の事情により、その時MasaGonはこの会社のCTO(取締役技術部長)であったのだが、先日当時の新入社員から1年ぶりぐらいで連絡があり、久しぶりに会ってお酒と共に実に有意義な話を満喫してきた。
このベンチャー企業は、2003年10月に資金ショートのため活動を停止し、実質的に解散した。諸処の事情により、その時MasaGonはこの会社のCTO(取締役技術部長)であったのだが、先日当時の新入社員から1年ぶりぐらいで連絡があり、久しぶりに会ってお酒と共に実に有意義な話を満喫してきた。
そもそも、創業間もなく収益が満足に上がっていないベンチャー企業が、新卒社員を取るということは今考えれば無謀なことだったのかもしれないが、彼はこのような会社の無謀な挑戦の犠牲となり、入社から半年ほど(会社が最終的に解散を決める半年ほど前)でダウンサイジング(リストラは和製英語)の憂き目に会うこととなる。(この時20名ほどのメンバーは、ほぼ半数となった。)
基本的に自己主張が苦手な彼(O君としよう)は、再就職先もなかなか見つからず、その後随分と苦労していたようである。正直なところ当時から社内の他のメンバーと円滑なコミュニケーションが取れていたとは言いがたい。しかし、私は当時から彼の中に大きな可能性を感じていた。
O君は普段自分から他人に話しかけるような事は無いのであるが、私の方からいろいろな話を振ってみると、多くの話題に対して常に自己の見解を持っているのである。「口がうまい」だけの話し好きとは違い、その内容には実に重みと深みがあり、話していて非常に興味がそそられるのである。そんな訳で、当時から彼とうまくコミュニケーションを取れていたのは、社内でも私だけだったような気がする。
彼のそのような知識の源は、やはり読書であるようである。精神世界に興味があるという彼は、1年ぶりの連絡で「老子読みました」から始まるメールを送ってきた(笑)。実に個性的で面白い人材である。
MasaGon日記の事を伝えたら、彼の読んだ本の一部をMasaGonに寄贈してくれると申し出てくれた。MasaGon文庫(MasaGon日記|【号外】MasaGon文庫始めます参照)への繰り入れも快諾していただけたので、下記の書籍をMasaGon文庫へ繰り入れる事とする。普段のMasaGonの読書傾向とは異なるジャンルなので、もし興味のある方がいればご連絡いただきたい。MasaGonも新しいジャンルに挑戦すべくこれらを読破してみるつもりである。(O君、ありがとう!)
ダライ・ラマ 慈悲の力
癒しの旅
成功の黄金律―いかなる時代にも企業をナビゲートできる真のリーダーの条件
平安・瞑想・大成就―サッドグルー・サイババは語る
ブッダのことば―スッタニパータ
わたしを探しに―本当の自分を見つけるココロの旅
O君と話していて、ふと思ったことがある。「自己アピール」の能力は確かに重要ではある。いくら良いものを持っていてもそれを外に出さない限り世の中では認めてもらえない。しかし、「良いもの」を持っていながら「自己アピール」が苦手な人材が、今の世の中にたくさん眠っているとするならば、これは社会にとって大きな損失ではないだろうか。
少しでも劣るところのある人材を蹴落とす、完璧なまでの米国型「競争社会」も一つのあり方だと思うが、O君のようなコミュニケーションの苦手な「優秀な」人材を発掘して社会全体で伸ばしていくような、そんな「共生型社会」の方が全体として社会が発展するのではないだろうか。船井幸雄氏の言うところの「宇宙の理」の「短所是正から長所伸展へ」である。(MasaGon日記|実践 本物の経営参照)
MasaGonはSMAPの大ヒット曲「世界に一つだけの花」(槇原 敬之作詞作曲)が大好きなのであるが(歌詞はこちら←♪音が出るので注意♪)、誰一人として他人に負けない「何か」を持っていない「人財」はいないと思うのだ。(ただその生かし方が分からないだけ)
世界に一つだけの花
だって、これ歌っているSMAPだってお世辞にも「歌がうまい」なんて言えないじゃない。それでも彼らは「歌」を歌って日本のみならずアジアでも絶大な支持を集めているわけだし、そんなことを考えたら誰だって自信出てくるんじゃないかな。
これからの時代、もしかしたら「個人プロデューサー」なんて職業がはやるかも知れないと思う。「芸能プロデューサー」とか「音楽プロデューサー」に限らない、例えば「八百屋プロデューサ」「豆腐屋プロデューサー」、あるいは「サラリーマンプロデューサー」なんてどうであろう。現在の職業で言えば、「コンサルタント」「コーチング」あたりが近いだろうか。
MasaGonとしては、もし皆さんの中に「自己主張」が苦手と思われている方がいれば(MasaGonも決して得意な方とは言えないが)、是非「ブログ」を書いてみる事をお勧めしたい。喋るのが苦手でもメールでは饒舌な人もたくさんいる(O君もその一人である)。そういう人に「ブログ」は本当に最適なツールだと思う。以前の記事(MasaGon日記|主と従)にも書いたが、ここでは皆「一国一城の主」になれる。文章が下手であろうが、自己満足であろうが、認識が間違っていようが、それは誰も否定のしようの無い「あなたの主張」である。
そんなわけで、「ブログ」が「個人」というものをイキイキさせ、世の中を変革させるツールとなるかもしれない、とMasaGonは本気で思っているのである。
基本的に自己主張が苦手な彼(O君としよう)は、再就職先もなかなか見つからず、その後随分と苦労していたようである。正直なところ当時から社内の他のメンバーと円滑なコミュニケーションが取れていたとは言いがたい。しかし、私は当時から彼の中に大きな可能性を感じていた。
O君は普段自分から他人に話しかけるような事は無いのであるが、私の方からいろいろな話を振ってみると、多くの話題に対して常に自己の見解を持っているのである。「口がうまい」だけの話し好きとは違い、その内容には実に重みと深みがあり、話していて非常に興味がそそられるのである。そんな訳で、当時から彼とうまくコミュニケーションを取れていたのは、社内でも私だけだったような気がする。
彼のそのような知識の源は、やはり読書であるようである。精神世界に興味があるという彼は、1年ぶりの連絡で「老子読みました」から始まるメールを送ってきた(笑)。実に個性的で面白い人材である。
MasaGon日記の事を伝えたら、彼の読んだ本の一部をMasaGonに寄贈してくれると申し出てくれた。MasaGon文庫(MasaGon日記|【号外】MasaGon文庫始めます参照)への繰り入れも快諾していただけたので、下記の書籍をMasaGon文庫へ繰り入れる事とする。普段のMasaGonの読書傾向とは異なるジャンルなので、もし興味のある方がいればご連絡いただきたい。MasaGonも新しいジャンルに挑戦すべくこれらを読破してみるつもりである。(O君、ありがとう!)
ダライ・ラマ 慈悲の力
癒しの旅
成功の黄金律―いかなる時代にも企業をナビゲートできる真のリーダーの条件
平安・瞑想・大成就―サッドグルー・サイババは語る
ブッダのことば―スッタニパータ
わたしを探しに―本当の自分を見つけるココロの旅
O君と話していて、ふと思ったことがある。「自己アピール」の能力は確かに重要ではある。いくら良いものを持っていてもそれを外に出さない限り世の中では認めてもらえない。しかし、「良いもの」を持っていながら「自己アピール」が苦手な人材が、今の世の中にたくさん眠っているとするならば、これは社会にとって大きな損失ではないだろうか。
少しでも劣るところのある人材を蹴落とす、完璧なまでの米国型「競争社会」も一つのあり方だと思うが、O君のようなコミュニケーションの苦手な「優秀な」人材を発掘して社会全体で伸ばしていくような、そんな「共生型社会」の方が全体として社会が発展するのではないだろうか。船井幸雄氏の言うところの「宇宙の理」の「短所是正から長所伸展へ」である。(MasaGon日記|実践 本物の経営参照)
MasaGonはSMAPの大ヒット曲「世界に一つだけの花」(槇原 敬之作詞作曲)が大好きなのであるが(歌詞はこちら←♪音が出るので注意♪)、誰一人として他人に負けない「何か」を持っていない「人財」はいないと思うのだ。(ただその生かし方が分からないだけ)
世界に一つだけの花
だって、これ歌っているSMAPだってお世辞にも「歌がうまい」なんて言えないじゃない。それでも彼らは「歌」を歌って日本のみならずアジアでも絶大な支持を集めているわけだし、そんなことを考えたら誰だって自信出てくるんじゃないかな。
これからの時代、もしかしたら「個人プロデューサー」なんて職業がはやるかも知れないと思う。「芸能プロデューサー」とか「音楽プロデューサー」に限らない、例えば「八百屋プロデューサ」「豆腐屋プロデューサー」、あるいは「サラリーマンプロデューサー」なんてどうであろう。現在の職業で言えば、「コンサルタント」「コーチング」あたりが近いだろうか。
MasaGonとしては、もし皆さんの中に「自己主張」が苦手と思われている方がいれば(MasaGonも決して得意な方とは言えないが)、是非「ブログ」を書いてみる事をお勧めしたい。喋るのが苦手でもメールでは饒舌な人もたくさんいる(O君もその一人である)。そういう人に「ブログ」は本当に最適なツールだと思う。以前の記事(MasaGon日記|主と従)にも書いたが、ここでは皆「一国一城の主」になれる。文章が下手であろうが、自己満足であろうが、認識が間違っていようが、それは誰も否定のしようの無い「あなたの主張」である。
そんなわけで、「ブログ」が「個人」というものをイキイキさせ、世の中を変革させるツールとなるかもしれない、とMasaGonは本気で思っているのである。
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