2004年10月22日
本日は、パシフィコ横浜で開催されたFPD Internationalに行ってきたので、そのご紹介をしようと思う。
FPDとは、Flat Panel Display、つまり薄型映像表示装置の事であり、従来のCRT(いわゆるブラウン管)に代わる、LCD(液晶ディスプレイ)や、PDP(プラズマディスプレイ)などがこれにあたる。最近は、家電量販店の店頭に並んでいる、大型テレビのほとんどがこれにあたる。
このショーはFPDに特化しているだけあって、以前(MasaGon日記|CEATEC行けなかった...)に触れたSEATECよりはかなりマニアックであるが、その分ディスプレイ装置各社の力の入れようは半端ではない。
FPDとは、Flat Panel Display、つまり薄型映像表示装置の事であり、従来のCRT(いわゆるブラウン管)に代わる、LCD(液晶ディスプレイ)や、PDP(プラズマディスプレイ)などがこれにあたる。最近は、家電量販店の店頭に並んでいる、大型テレビのほとんどがこれにあたる。
このショーはFPDに特化しているだけあって、以前(MasaGon日記|CEATEC行けなかった...)に触れたSEATECよりはかなりマニアックであるが、その分ディスプレイ装置各社の力の入れようは半端ではない。
CEATECでは、AVマニアや、いわゆる新し物好きの購買層、すなわち「一般客」も多く訪れるが、FPD Internationalではエンジニアや、技術企業のマネージャー、技術系大学の学生・教授、技術系プレスなどがメイン客層である。
余談ではあるが、いくら仕事の一部とはいえ、彼らはなぜみんな揃いも揃って、ダークスーツに白のYシャツ、地味なネクタイに黒の革靴で展示会を見に来なければならないのだろう(しかもたいていは、よれよれ)。私から見れば、ツメ入りの学生服姿で集団で都心を闊歩する、地方の修学旅行生並みの異様さである。
私は前職の時に、アメリカのアナハイムというところで行われたDAC(Design Automation Conference)という展示会に出展したことがある(このページの一番下に当時の私が載っている。今よりもちょっと太っているか(笑)...)が、出展者も思い思いの格好、訪れるエンジニアも何でもありである。むしろビシッとキメたスーツ姿が個性的だったりする。
話は逸れたが、FPDといえばかつては日本の独壇場であったが、今となっては一番大きなブースを構えているのは、サムスンやLG電子などの韓国メーカーである(例外はシャープ)。会場では韓国語と中国語を非常に多く耳にする。ちなみに、日本の家電メーカーの多くも、サムスンやLG製のパネルを使用している。(ソニーはサムスンとの合弁会社(実質サムスン)を作り、安定供給を目指している。)
冒頭の写真はサムスンの世界最大の80インチPDPである。その迫力には圧倒される。(右で覗き込んでいる人の大きさと比べて頂きたい。)
大型パネルでは、韓国勢にリードを奪われた感のある日本勢ではあるが、カーナビや携帯電話用の小型・高精細の分野や、有機EL、低温ポリシリコンなどの最先端分野に於いては、まだまだ一歩リードしているように思える。
MasaGonは現職(グラフィック半導体メーカー)に勤めて以来、世の中のあらゆるディスプレイの画質が気になって仕方がない「職業病」にかかってしまって大変である(笑)。
私見であるが、現在のところ、FPDはまだ高価なCRTの画質には及んでいないようである。ただし、LCD(液晶)は数年前に比べて格段に綺麗になっており、大型化が難しいといわれつつも順調のそのサイズを拡大している。PDP(プラズマ)は大型化が容易といわれているが、まだLCDの精細度、画質には及んでいない。消費電力や近づいた時に聞こえる「ジー」というノイズも今後の課題であろう。
全くもって、テクニカルではないのであるが、MasaGonとしてはこういうのがお気に入りである。→→→
(確か、ヨーロッパ系の会社だったかな。FPDショーにこういうのを持ち込んでくるセンスを称えたい!)
余談ではあるが、いくら仕事の一部とはいえ、彼らはなぜみんな揃いも揃って、ダークスーツに白のYシャツ、地味なネクタイに黒の革靴で展示会を見に来なければならないのだろう(しかもたいていは、よれよれ)。私から見れば、ツメ入りの学生服姿で集団で都心を闊歩する、地方の修学旅行生並みの異様さである。
私は前職の時に、アメリカのアナハイムというところで行われたDAC(Design Automation Conference)という展示会に出展したことがある(このページの一番下に当時の私が載っている。今よりもちょっと太っているか(笑)...)が、出展者も思い思いの格好、訪れるエンジニアも何でもありである。むしろビシッとキメたスーツ姿が個性的だったりする。
話は逸れたが、FPDといえばかつては日本の独壇場であったが、今となっては一番大きなブースを構えているのは、サムスンやLG電子などの韓国メーカーである(例外はシャープ)。会場では韓国語と中国語を非常に多く耳にする。ちなみに、日本の家電メーカーの多くも、サムスンやLG製のパネルを使用している。(ソニーはサムスンとの合弁会社(実質サムスン)を作り、安定供給を目指している。)
冒頭の写真はサムスンの世界最大の80インチPDPである。その迫力には圧倒される。(右で覗き込んでいる人の大きさと比べて頂きたい。)
大型パネルでは、韓国勢にリードを奪われた感のある日本勢ではあるが、カーナビや携帯電話用の小型・高精細の分野や、有機EL、低温ポリシリコンなどの最先端分野に於いては、まだまだ一歩リードしているように思える。
MasaGonは現職(グラフィック半導体メーカー)に勤めて以来、世の中のあらゆるディスプレイの画質が気になって仕方がない「職業病」にかかってしまって大変である(笑)。
私見であるが、現在のところ、FPDはまだ高価なCRTの画質には及んでいないようである。ただし、LCD(液晶)は数年前に比べて格段に綺麗になっており、大型化が難しいといわれつつも順調のそのサイズを拡大している。PDP(プラズマ)は大型化が容易といわれているが、まだLCDの精細度、画質には及んでいない。消費電力や近づいた時に聞こえる「ジー」というノイズも今後の課題であろう。
全くもって、テクニカルではないのであるが、MasaGonとしてはこういうのがお気に入りである。→→→
(確か、ヨーロッパ系の会社だったかな。FPDショーにこういうのを持ち込んでくるセンスを称えたい!)
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1. テレビ買おうっかなぁって思っちゃった。 [ 宵越しのゴッゴルは持たねぇ ] 2004年11月11日 03:08
たまたま立ち寄った某カメラ量販店で、プラズマ/液晶テレビの「台数限定特価」ってやってた。
たぶん、オリンピック特需で積み上がった在庫処分に動いたメーカーの協賛金で成り立っているんだろうけど。これが結構安かったんだよねー♪
AQUOSの32型なんて20%ポイント還元
2. 大型テレビ寸評byFPDI [ 一般人無双R ] 2005年10月23日 11:39
本日学祭のためくたくたのさやかです。いえ、さやかの卒業した学校の学祭なので直接...
3. FPD International 展示会に出展 [ my weblog ] 2005年11月14日 07:47
【プレスクリップ】
FPD International 展示会に出展
会期:2005年10月19〜21日
場所:パシフィコ横浜
ブースNo.616
http://expo.nikkeibp.co.jp/fpd/