この本はライブドアパブリッシングの創刊本の一冊である。MasaGonはこれまでもホリエモンの著書は全て読破しているが、今回は特にこのタイトルに魅かれ、発売２週間前からライブドアデパートに予約注文を入れていたものがやっと届いたのである。

ここのところ、連日のワイドショーの主役となり、賛否両論を引き起こしているホリエモンの最新刊で、恐らく既存の出版社の都合による横槍が入らなかった初めての著書であろう。

MasaGonは彼に対する評価が世間を２分している事を良く知っている。好き嫌いの話は議論しても仕方ない事ではあるが、夢を持つ人には是非とも本書を読んで頂きたいと思うのである。

MasaGonはこれまでもブログの中で彼の考えに共感し、応援を続けてきたが、やはり世論というのは恐ろしいもので、いろいろな言われ方をするたびに、果たしてこの人は応援するに値する人なのであろうか、と信念が揺らぐ事もあった。

しかし、本書を読み終えた今、MasaGonには迷いが無い。彼は間違いなく来るべき新しい時代のトップランナーとなる人物である。

戦後ＧＨＱが日本を統治し、財閥解体を行って以来、日本の企業には「本音と建前」が当たり前の文化が根付いてしまった。MasaGonもその事をずっと疑問に思ってきた。個人の個性や能力を無視した画一的な給与体系、組織構成、統治システム、教育体系。これらがインターネットの出現によって、一気に崩壊しようとしている事に多くの人は気付きはじめている。

MasaGonは、１０年以内に明治維新に匹敵する大変革が日本に訪れるのではないかと思っている（まずは国家財政破綻から始まる）。こういう時代に必要とされているのは、チャレンジを恐れない人材であり、覚悟を決めて腹をくくった人材であり、世俗的な批判を恐れない人材である。彼には少なくとも常人には持ち得ないその素質を持っているように思われる。

MasaGonは、別にホリエモンが偉いとかそういう観点で見ているわけではない。いつの時代にも彼のような人物は世の中のどこかにはいたはずである。しかし今彼が世の中でこれだけ注目されるというのは、世間が彼のような人物を必要としているからであろう。社会の変革期には常に古い価値観と新しい価値観の間で摩擦が起こるのは、過去の歴史をみても明らかであり、むしろ皮肉にもそれが社会のパラダイムシフトの証拠を現していると思うのである。

望む、望まざるに関わらず、世の中には抗う事の出来ない大きな流れのようなものがあるように思える。ホリエモンの考えに共感する人物が私の周りでも増えている。私の感覚では既存のマスコミだけがすっかり取り残されている。

もしかすると、最終的には何らかの形で彼も葬り去られるのかもしれない。しかし時代を大きく動かすのにどうしても必要な人物の一人となることだけは間違いないとMasaGonは思っている。事実MasaGonも、本書により大きく心を動かされた。（世に言う感動という奴である...^_^;）

これだけでも彼の役割は大きく、日本のみならず世界を動かす原動力となるのではないだろうか。決して諦めて欲しくない役割である。近い将来MasaGonも彼の役割の一翼をお手伝いをさせていただく事になるであろう。その時にも、変わらぬ応援を頂ければ幸いである。

最後に、帯封にも記載のある著者あとがきの一部をご紹介しよう。

考えてみて欲しい。チャレンジを恐れる人が大半の世の中で、果敢にチャレンジし、世の中の流れを変えてしまった人たちは、その後の世の中ではトップランナーである。