2005年01月07日

全国1000万人の、MasaGon日記ファンの皆様!

大変お待たせいたしました!

MasaGon日記、本日より始動します。


まずは、MasaGon日記の更新を楽しみにして頂いているファンの皆さんに、更新が長期に渡って滞ってしまった事をお詫び申し上げたいと思う。

更新が滞った直接の原因は、以前の記事(MasaGon日記|プチ引越し)で述べた、MasaGonをリセットするための引越しなのであるが、その後手続きのミスにより自宅のブロードバンドアクセスが1週間に渡って不通になったり、実家へ帰省したりと、何かとわらわらしてしまった。

...という言い訳で終わらしてしまう不誠実者にはMasaGonはなりたくない。はっきり言おう、これらは全く以って真の理由ではない!

無人島に一人取り残された訳でもあるまいし、ブログの更新程度ならばやる気になればいくらでも出来た。しかし、MasaGonはやらなかった。なぜか?

その答えは、「この疑問」に対する答えを自問自答していたからである。

MasaGonは昨年の9月6日からこのMasaGon日記の執筆を始めた。書き始めた当初は毎日執筆する意図は無かった。当時のMasaGonの気持ちは、初めての投稿(MasaGon日記|ブログ立ち上げました)の「気張らないで自分のペースで書いていこうと思う」との記述に表れている。(こういう心境の履歴が残るのがブログの良いところ)

しかし、いざ自分の意見や気持ちを世に公開してみると、その面白さとワクワク感にMasaGonは心躍らされ、毎日午前3時、4時までブログを執筆している自分がそこにいた。本当に楽しかった。しかも疲れなかった。ファンの皆さんからのコメントや直メールでのフィードバックが待ち遠しかった。人気ブログランキングの部門一位にも輝き自尊心も満たされた。

ところが、11月の下旬ぐらいから執筆のペースが落ち始めた。それでも、当初目的ともしていなかった毎日の執筆にこだわり、必死で追いつこうとする自分がいた。それと同時に、「こんなに間が空いたら追い付けっこない」「リセットした方が良い」「そもそもブログなんて書き始めなければこんな苦労をすることはなかったのに」などと、足を引っ張る自分がいた。

そんな葛藤が、ますますMasaGonをMasaGon日記から遠ざけ、現実から目を背けさせた。だからMasaGonは、年末から正月にかけて実家に帰った際、持ち帰った自分のノートPCを一度も開くことが出来なかった。正直に言おう。見えない自分に押しつぶされそうになって、怖かったのである。

MasaGonは決してスーパーマンではない。しかし、3ヶ月に渡って毎日これだけの分量の記事を苦も無く書き続ける事が出来た自分は、今の自分から見てスーパーマンに思えたりもする。一日分約2,500文字X30日X3ヶ月=22万5千文字。新書3冊分ほどの分量にもあたる。つまり3ヶ月連続で、毎月1冊の新書を書いていたことになる。当然MasaGonの人生でも初めての経験である。それまでの3年間で果たしてこれだけの分量の文章を書いていたであろうか。

不思議なものである。3ヶ月ひたすら突進していた自分もMasaGonであり、今客観的にさめて見ている自分もMasaGonである。20代の時は、今のような状態に陥ると不安で仕方なかった。しかし、今の自分は不思議と心穏やかである。

その大きな違いの原因は、自分自身の見たくない現実から目をそむけないようになったからだと思う。人は時として見たくない現実から目をそむける事によって、一時の心の安定を得ようとする。しかし、目をそむけられた現実は決して「自分」の中から消えてなくなるわけではなく、「無意識」の中に閉じ込められて(抑圧されて)しまうだけなのである。

前の記事(MasaGon日記|シンクロニシティ)にも登場した心理学者ユングによれば、人間は動物の中で唯一「自我(エゴ)」というものが存在するが、それゆえにその心の奥底にある「自己(セルフ)」、すなわち「無意識」にあたるものが重要な意味を持つようになっていると述べている。(MasaGonは心理学の専門家ではないので、用語や解釈に誤りがあればご指摘願いたい)

そして、「無意識」の中に抑圧されたものは、抑圧されればされるほど反発して、「自我(エゴ)」の中に現れようとしてくるのである。つまり現実から目をそむけることは、決して得策とは言えない。MasaGonはこの本を読みながら、正月休みの間、実家でそんな事を考えていたのである。


フロイトからユングへ―無意識の世界

現実をしっかり見据えることによってわかったことは、人間には必ず波があり、驚くべきパワーを集中的に発する時もあり、はたまた一転してダメ人間になってしまうこともあるということである。しかし、これはどうあがいても避けることの出来ないバイオリズムのようなものなのだと思う。抗おうとすればするほど、深みに入り込んでしまう。ダメな時は自然の流れに任せるしかないのである。その方が回復は圧倒的に早いというのがMasaGonの実感である。

今MasaGonがMasaGon日記を再開したということは、自分自身の「バイオリズム」のようなものが上昇しつつあるという事を示している。以前の記事(MasaGon日記|成功はどこからやってくるのか?)で紹介した「成功はどこからやってくるのか?」の中に出てくる「無意識君」が応援してくれているような気がしているのである。(笑)

ともあれ、9月から始めたMasaGon日記は、MasaGonにとって、これまでに経験したことの無い大きな変化をもたらしてくれた。このブログのMasaGonに対する影響力は計り知れないものである。従って、たとえ見てくれる人がいなくなろうとも、今後とも続けていくつもりである。

ただし、MasaGonとMasaGon日記の関係は、これまでの「付き合いかた」とは異なる、新たな関わり合いをもって付き合って行こうと思っている。これは決して自分にとっての義務ではない。自らが成長し、そして周囲の人間に何らかの変化を引き起こし、そしてMasaGon日記ファンの皆さんとともに「ハッピー」になるための単なる道具である。頻度にもこだわらないつもりである。

一度挫折したことは、二度目には必ず以前よりうまくやれる。これはMasaGonの座右の銘の一つである。一度も挫折したことのない事は、例えうまくいっているように見えても、また本人がいくら自覚しているつもりでいても、肩に力が入ってしまっているものである。二度失敗すれば、三度目にはさらにうまくやれる。三度失敗すれば、四度目には...(永久に真であろう)

新年早々、重い話になってしまった。皆さん、本年もよろしく!

♪この記事で「元気」が出たらここをクリック!
<↑Blog Rankingへの投票です。1日1クリックのご協力をお願いします。>







(21:42)

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. あなたに会いたい。  [ 『よーし!柏木』の加速成功大作戦! ]   2005年01月08日 02:17
 「あなたに会いたい。」  あなたと会えば何かできる、何かが広がる、何か創れる。

この記事へのコメント

1. Posted by fantasy   2005年01月08日 01:19
MasaGonさん

人間はロボットではありません。“ライティングマシーン”ではありません。

私は少しMasaGonさんより年上で、少し人生経験があるので申し上げますが、「書きたくない時は、書かない方がよい」

私のBLOGをご覧くださいな。コメントはMasaGonさんのみです(苦笑。
それでも、書きたい。書かずにはいられない時にだけ書いています。

気負わずに書きたい時に書けばいいではないですか。

私は書きたくない時、筆が進まない時は「寝てしまう」をモットーにしております。

ご無礼多謝。
2. Posted by MasaGon   2005年01月08日 01:35
>fantasyさん、

嬉しいコメント、そしてアドバイス、本当にありがとうございます!

よく考えて見れば、fantasyさんはライティングのプロ。そんな方が遠くから見守ってくださっていたことを、猛進のあまり私はすっかり忘れていたようです。何という愚かな事でしょう。

fantasyさんのお言葉、本当に深く心に染み入ります。そうですよね、やりたいからやっている。書きたいから書いているんですよね。うーん、当たり前すぎます。灯台元暗しとはまさにこの事。

心を開けば、いくつになっても発見があるものですね。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔