2004年12月12日

BadAssCoffee
MasaGon日記ファンの皆さんは「シンクロニシティ」という言葉をご存知であろうか。「夢判断」で有名なフロイトとも親交の深かった、スイスの心理学者ユングにより作られた言葉で、直訳すると「共時性原理」、意味的には「意味のある偶然の一致」とされている。

「シンクロニシティ」の詳細な解説は専門書に譲るが、簡潔に言えばそれは脳の「無意識」あるいは「深層意識」によって引き起こされるものとされている。つまり、心の内面に意識を集中し、「表層意識」の働きを鈍くする、すなわち「ボーッとする」事により「シンクロニシティ」を起こすことが容易となるそうである。この辺りの説明は、こちらのページあたりを参考にして頂きたい。

最近本能に任せて行動するようにしているせいであろうか、どうもMasaGonの周りでこの「シンクロニシティ」と思しき現象が多く起こるようになってきたように思う。

最近は滅多なことではあまり驚かなくなって来ているのだが、本日起こった「シンクロニシティ」を皆さんにご紹介させていただこうと思う。


MasaGonに訪れる「シンクロニシティ」は自宅の周辺で起こることが多いようだ。MasaGonの住む港北ニュータウンは商圏と住宅、企業と自然の全てのバランスの取れた素晴らしい街である。以前川崎の北部に住んでいた時に何度かこの街を訪れて以来、この街に住むことに憧れ、1年後にその夢を果たした。

自宅を一歩出ると、ものの10秒で整備された広大な公園にたどり着く。MasaGonはたまにここでBBQをやることもある。休日にはこの公園付近から延々何十キロも続く緑道に散歩に出かける。ここでよい空気を胸いっぱいに吸い込めば、日頃のストレスなんて何ともちっぽけな事のように思えてくる。

そんな環境が良いのであろうか。MasaGonが「ここに横断歩道が出来るといいなぁ」と思うと、一ヵ月後にはそこに横断歩道が出来ていたり、公園内のある場所に「木製の階段があるといいなぁ」と思うと、やはり一ヵ月後に設置工事が始まったりするのである。そんな訳で、MasaGonはこの街の事を「思えば叶う夢の街」と勝手に名付けている。

本日のメインテーマは、まさにそんな「思って叶った」お洒落なカフェのお話である。MasaGonはよく休日に自宅でコーヒーを飲みながらゆっくりと読書にふけいることがある。しかし自宅ではどうも殺風景である。自分で淹れたコーヒーはお世辞にもうまいとは言えない。夏場ならば、自宅前の公園に寝転がってというのも良いであろうが、今の時期にはそれもなかなか厳しい。

そこで、どこか近くにくつろげるお洒落なカフェでも出来ないかなぁと思っていた折も折、何と自宅のすぐ裏(本当に真裏!)に、あり得ないほどお洒落なカフェが出来たのである。その名も「バッドアスコーヒー」(冒頭の写真参照)である。

何があり得ないかと言うと、MasaGonの自宅は本当にこれでもかとばかりの住宅街の中にあるのである。駅からも歩いて10分ほどかかるし、幹線道路からもかなり奥まっている。まさに秘境の温泉的穴場のカフェである。この「バッドアスコーヒー」はハワイアンコーヒーのお店であり、フレーバーコーヒーが売りである。

本場ハワイをはじめ、アメリカ、カナダ全土に支店を持つフランチャイズのお店らしいのだが、何故かここ「港北ニュータウン店」は日本第一号店というではないか。「何でこんなところに!」と思わず叫びつつも、あまり有名にならないことを祈る複雑な心境である。

ここまでなら、単なる偶然と言えなくもないかもしれない。しかし今日このお店を訪れ、これは間違いなく「シンクロニシティ」に違いないと確信した。MasaGonは今までにも何度か「バッドアスコーヒー」を訪れ、ひと時を読書をして過ごしたことがあるが、今日は何となく壁に貼ってある世界の支店の写真が気になり、店員に話しかけてみたのである。

MasaGonは米国やカナダに出張で行くこともあるので、どこに支店があるのかなどという話しをしているうちに、話しかけた相手がオーナーであることがわかり、「これってフランチャイズなんですか?」「何でこんなところに日本第一号店を?」などと好奇心丸出しで聞いてみると、「フラパイ」というフレーバーコーヒーを飲ませてくれて、「米国でレコーディング中にいつも飲んでいたこの味が忘れられなくてね」とのお答え。

MasaGon「えっ、もしかしてcharlieさん(オーナーさんのニックネーム)ってミュージシャンなんですか?」
charlie「うん、まぁね」
MasaGon「実は僕ラッパ吹きなんですけど」
charlie「あっ、そうなの、僕今度の紅白にトランペットで出るんだけど」
MasaGon「こ、今度って、2週間後の事ですか?」
charlie「そうだよ!」
MasaGon「え"〜ぇ!!」(仰天)

「事実は小説より奇なり」ということで、早速charlie氏にMasaGonの名刺を渡して、MasaGon日記を紹介してきた。MasaGon日記への掲載も快く承諾して頂き、写真もご提供頂いたので、改めてここでご紹介させて頂きたいと思う。(サーバーの容量の都合上解像度を落とさせて頂いた事をお詫び致します)

「バッドアスコーヒー」では、フレーバーコーヒーが日替わりで提供されている。私が頂いた「フラパイ」というフレーバーコーヒーは、コーヒー豆に、チョコレート、バニラ、マカダミアナッツのフレーバリングをしたコーヒーで、一般にイメージされているような甘ったるいものでは全く無く、実に飲みやすくて、香りもよく、病み付きになりそうな味わいである。

お店の雰囲気も、本場ハワイに来たような明るくお洒落な内装で、まだあまり知られていないせいか、それほど混んでもいない。ゆっくりくつろぐには最高のお店である。天気の良い日には、テイクアウトをして目の前の公園でスパムのオムスビと一緒にフレーバーコーヒーを飲むのもまた格別であろう。

お店のホームーページではコーヒー豆の通信販売も行っているので、MasaGon日記ファンの皆さんも是非利用してみてはいかがであろうか。フレーバーコーヒーは本当にお勧めである。

ちなみに、charlie氏は紅白では大塚愛ちゃんのバックでトランペットを吹くそうである。彼は普段は月曜日にしかお店に現れないらしいのだが、本日(日曜)だけ特別に店に来ていたそうであり、そこにMasaGonが遭遇したというのは、まさに「シンクロニシティ」としか思えない。

自宅周辺はMasaGonにとって非常に運気のある場所なのかもしれない。来年こそは、自宅を事務所にして何らかの事業をぶち上げようかと思っている。何をやるかって? ふふふ、それは来年のお・た・の・し・み。

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この記事へのコメント

1. Posted by R@y   2005年01月10日 09:12
御無沙汰しております
ことしもどうぞ、よろしくお願いします

非常に興味深い話ですね
私が思うところに、そういうところを意識しているかどうかも関わっていると思います。というのはもしこのような合ったとしても、もしかして話しかけてなかったらそういったことに気づいたいなかったであろうし、どこかで潜在的にそういうことを自分が望んでるってことは無いでしょうか!?

わたくしも似たようなことはたびたび経験するのですが
2. Posted by MasaGon   2005年01月10日 22:00
>R@yさん、

お久しぶりです!

確かにおっしゃるとおりだと思います。自分では気づいていなくても、潜在意識がその人の大半をコントロールしているんだと思います。だからシンクロニシティは本当は不思議なことでも何でもないのかもしれません。

ここ数年〜十数年で、フロイト→ユングの世界からさらに進化した潜在意識に関する心理学の大きな発展があるような気がしています。

なぜなら、潜在意識の使い方について強く唱える人が増えているからです。彼らは経験的見地から述べているのでしょうが、それを科学で解明しようとする人がそろそろ出てきてもおかしくないような気がします。

この辺が解明できれば、ノーベル賞モノかも...

R@yさんが、MasaGon日記を見つけたのだって、単なる偶然じゃなかったのかもしれませんよ。(笑)

ところで、R@yさん帰国されるのですか?
今度、どこかで一度お会いしませんか?
3. Posted by R@y   2005年01月28日 19:49
返事遅くなりました

>MasaGon日記を見つけたのだって、単なる偶然じゃなかったのかもしれませんよ。(笑)
必然ですね、きっと

>ところで、R@yさん帰国されるのですか?
>今度、どこかで一度お会いしませんか?
先週帰国しました。すでに名古屋に戻っておりますが
アメリカ滞在のプログラムは終わったので時間合えば、どこかで
お会いしたいものです。実家は東京でちょくちょく戻っていたり
もしますので
4. Posted by MasaGon   2005年01月30日 13:05
米国滞在プログラムお疲れ様でした!
今度、東京にお越しの際は是非お声をかけてください。
私も名古屋へ行く時はご連絡しますね。

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