2004年12月04日

以前の記事(MasaGon日記|自動二輪初教習レポート)でご紹介したように、MasaGonは現在自動二輪免許の取得中である。本日全ての教習をストレートで修了したことを、MasaGon日記ファンの皆さんにご報告させて頂きたい。

そこで、前回の記事(MasaGon日記|第一段階修了!)に引き続き、応援いただいた皆さんへ感謝の気持ちを込めて、第二段階のレポートをさせて頂きたいと思う。


第一段階では主にバイクの操作自体に慣れることが目的であったが、第二段階ではより実践に即したケーススタディー、危機回避動作、法規走行などが主な課題である。第二段階の教習は8時限(うち2時限がシミュレータ)が規定である。もちろん、各時限の課題をクリアできなければ先に進む事は出来ないので、あくまで最低の時限数である。

下記が第二段階で習得すべきとされている項目の一覧である。

  1. 交通法規に従い、市街地の走行を体験する。(これはシミュレータで行う)

  2. 道路および他の交通の状況に合った通行位置を選び、標識・表示および信号に従った運転ができる。

  3. 障害物、他の交通の状況などを早めによみとり、安全な進路、速度が選べる。

  4. 交差点とその付近に対する気配りができ、安全な速度と方法で通行できる。(直進)

  5. 交差点とその付近に対する気配りができ、安全な速度と方法で通行できる。(右折)

  6. 交差点とその付近に対する気配りができ、安全な速度と方法で通行できる。(左折)

  7. 見通しの悪い交差点の危険性をよみとり、安全な速度と方法で通行できる。

  8. 走行速度を把握し、適切な車間距離を保持した安全な運転ができる。

  9. カーブに応じ、安全な速度と方法で余裕のある運転ができる。

  10. カーブ事故につながる危険とその対応のしかたを理解できる。

  11. 安定した急制動ができ、速い速度の危険性を理解できる。

  12. 障害物に対する急な回避の判断ができ、対応をはかることができる。

  13. 交差点事故の理解を深め、危険の少ない運転行動を選べる。

  14. 道路での運転を想定し、道路や交通の状況をすばやく確実に認知し、安全で快適な運転ができる。

  15. 他の交通との関わりにおける危険を的確に予測し、危険の少ない運転行動を選べる。

  16. 道路状況に応じ、安全な速度と方法で余裕のある運転ができる。


第一段階ではほぼ無視して教習を進めてきた、一時停止や踏切での左右確認、信号の遵守などが、第二段階では教官の指示のある場合を除いて必須となる。普段車で運転していると、一時停止の交差点で停止線を踏み越えて停止する事も多いと思うが、厳密には停止線を踏んだだけで違反となる。このような基本的な交通法規をMasaGonはすっかり忘れてしまっていたようである。

第二段階ではいろいろな種類の事故模擬体験が出来て面白かった。例えば、交差点をバイクで直進している時に前方から右折しようとしている車が、突然目の前で右折を開始する場面を実際に体験してみたりするのである。もちろん、事前に「あの車が突っ込んでくるので、よける準備をしておくように」と言われるのであるが、知っていても怖いものである。

模擬体験は他に、自動車の左側を走行時に急に自動車が左折を開始する「巻き込み」、前の自動車が急ブレーキをかけた時の「追突」などについて行う。特にバイクは自動車と違って生身の人間であるし、ただ急ブレーキをかければ安全に止まれるという代物でもない。非常に貴重な体験であった。

MasaGonはこれまでの教習の中で一度だけ転倒を経験した。それはもう一種類の「追突」模擬体験の時である。教官がバイクで一定速度で巡航し、指定の間隔を空けて走行する。そして、教官が急ブレーキをかけたところで追突しないように停止する。もちろん本当に追突しては危ないので、ラインを左右どちらかにずらして体験を行う。時速15km、25km、35kmで同様の事を行うのであるが、MasaGonは35kmの時に転倒してしまった。しかし、MasaGonとしてはそれほど乱暴なブレーキをかけたつもりはなかった。

教官はMasaGonを転倒させることを目的に、敢えてMasaGonの加速中に急ブレーキをかけたのである。二輪車はその特性上、加速中には重心が後輪にシフトするため、前輪にはほとんど加重がかかっていない。この時に前輪に急ブレーキをかければ簡単にロックし、コントロールを失って転倒してしまうのである。この場合、MasaGonはまずソフトに(じわりと)前輪ブレーキをかけ、前輪に加重が移った瞬間にブレーキを強める必要があったのだ。

MasaGonはこの体験を通して二輪車の運転の奥深さを実感として感ぜずにはいられなかった。二輪車の運転は四輪車とは比べ物にならないほど、テクニックと経験がモノをいう芸術的な世界なのかもしれない。

第二段階で、教習に一番時間をかけた項目は何といっても急制動である。直線で時速40kmまで加速し、指定の場所を過ぎたところでアクセルを緩めてブレーキングを開始し、11m以内(雨天時は14m以内)で安全に停止するのである(エンストはOK)。教官のデモを見ていると一見簡単そうなのであるが、実際にやってみると後輪がロックしてしまったり、指定場所手前でブレーキングを開始してしまったり、車体がふらついてしまったりとなかなかうまく行かない。これがうまくできるようになるために、およそ2時限をまるまる費やしたであろうか。

その他、オーバー速度でのカーブへの突入(もちろん対向車を全て止めて行う)や、突然上がる紅白旗を見て、左右・中央のいずれかに回避操作を行う体験、カーブ走行中の障害物回避など実践的な様々な体験を行った。

これでMasaGonの中型二輪の教習は全て修了であり、残すは12月11日(土)に予約を入れた卒業検定のみである。これに合格して、平日に免許センターに行けば憧れの中免が手に入る。これが手に入れば、次は大型二輪の教習に入れる。随時レポートするので楽しみにして頂きたい。

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(19:18)

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