2004年11月22日

先日の記事(MasaGon日記|自動二輪初教習レポート)でご紹介したように、MasaGonは先日より自動二輪の免許を取得するべく、コヤマドライビングスクール綱島校に通っている。

本日無事、ストレートで第一段階を修了(見極め合格)したのでここに報告する。13日に入校であるから、1週間とちょっとで過半数の教習を修了したことになる。これから中型二輪の免許を取ってMasaGonと一緒にツーリングに行こうと考えている人のために(笑)、教習の詳細を報告しよう。


普通免許を持っている人が、中型二輪の免許を取る場合、17時限(1時限は50分)の教習が必要である。そのうち第一段階が9時限(うち1時限がシミュレータ)、第二段階が8時限(うち2時限がシミュレータ)である。

第一段階では主にバイクの操作自体に慣れることが目的であり、第二段階では法規に従った運転や、ケーススタディー、危機回避操作などより実践的な内容に移行する。第二段階の詳細については、後日体験後報告するとして、本日は第一段階でどのような事をするのかについてご紹介しよう。

下記が第一段階で習得すべきとされている項目の一覧である。

  1. 安全な運転の前提として、エンジンの停止状態における取扱いができる。

  2. 運転装置の機能などや自動車の走行原理を理解するとともに、各種装置の正しい取扱いができる。

  3. 安全を意識した乗り降り、正しい運転姿勢がとれる。

  4. 各種ブレーキ操作ができる。

  5. 正しい操作手順で発進と停止ができ、バランスが崩れたときの対処のしかたを理解する。

  6. 変速チェンジの手順と操作が正確にできる。

  7. 四輪車、二輪車の死角を理解し、情報を的確にとることができる。

  8. 周囲の状況に応じた、確実・安全な発進および加速ができる。

  9. 円滑な加・減速および意識した速度を保つことができる。

  10. 前後輪、エンジンブレーキの特性をつかみ、思いのまま安全かつ円滑で確実な制動ができる。

  11. 直線路を安全にバランスをとり走行できる。

  12. 曲線路を安全にバランスをとり走行できる。

  13. 車の傾き具合など二輪の車両特性を意識し、注意深く路面の状態をつかむことができる。

  14. こう配に応じた速度やギアを選ぶことができ、円滑に通過することができる。

  15. 上り坂および下り坂での停止や発進が安全かつ円滑にできる。


一見してどれも当たり前で、何をすべきなのか良く分からない(警察庁が作成したものらしい)が、実際の教習においてメインとなるのは、平均台走行、スラローム、クランク、坂道発進であろう(S字は余裕)。

平均台走行は、幅30cm、長さ15mの平均台の上を出来るだけ低速で走行するのが目的である。二輪車は低速であるほど不安定であるので、うまくバランスを取らなくてはいけない。かつ安定した低速を維持するためには、半クラッチの使い方をマスターしなければならないので、その練習も含まれている。

スラロームは慣れるまではなかなか苦労した。通過すること自体は余裕であるが、理想的なラインを取るのが難しい。何度かやるうちに、これはリズム感が重要であるという結論に至った。

クランクは当然のことながら、四輪のそれに比べて圧倒的に狭い。車体を傾けすぎるとパイロンに当たってしまう。車体を傾けることによって曲がる二輪車に対して、車体を傾けすぎるなという酷な要求である。しかし、これも「リーンアウト」の姿勢を取ることと、半クラッチでしっかり制動力とエンジンブレーキ力をコントロールすることにより切り抜けられることが分かった。

坂道発進は四輪に比較してはるかに簡単である。二輪は前輪ブレーキは右手、後輪ブレーキは右足、と前後が独立に分かれているため、後輪ブレーキのみをかけたままアクセルを吹かし、半クラッチを作りつつ後輪ブレーキを緩めれば良い。ちなみにMasaGonはNS−1を初めて購入して家に帰る際(MasaGon日記|ゴー!バイク王!参照)、これが出来ないがために、何度もバイクを押して坂を上る羽目になり、通常5分で帰れる家路を1時間かけて帰った苦い経験がある。その時は前輪ブレーキを使用していてうまく行かなかったのだと思う。

確かその時に坂道発進の方法を教えてもらったのが、先日記事(MasaGon日記|自動二輪初教習レポート)にコメントを書き込んでくれたYusuke Minagawa君であったことを思い出した。遥か5年以上(?)も前のことである。むーみんありがとう!

ということで、着々と不良サラリーマンライダーへの道へ近づいているMasaGonであった。(笑)

♪この記事で「元気」が出たらここをクリック!
<↑Blog Rankingへの投票です。1日1クリックのご協力をお願いします。>







(23:03)

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔